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生きてく勇気

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駅を出るととても風が強かった。
向かい風。
遅れます!とメールしたけど心配になって電話しなきゃとかけてみると他の1人も遅れてるからのんびりきてねと。
あー、なんでこんなに硬くなってるのかしら、私。
一体どちらに行けばいいんだろうと地図を検索する。
それでもイマイチわからない。
多分こっちかな?という感を頼りに歩き出す。
てくてくてく。
途中で私の世界をこの世とつなげてくれたきっかけをつかんだ場所を通り過ぎる。
隣のコンビニでお水を買う。
ちょっと寄り道。
またてくてくてく歩き出す。
どこに向かってるのかハッキリせず地図は持っていても少し不安だ。
角を曲がり、何やら軽くて明るくて暖かくなってきた空気の中を歩く。
なんか、知ってるぞ?ここ。
風は相変わらず吹いてるけど、心地よい。
お日様がにこにこと笑ってるような暖かさに包まれている。
あ、この道だったんだ。
バスでしか通ったことなかったからわからなかったんだ。
ここからなら目的地はまだ知らなくても怖くない。
そして、1年ぶりくらいに日の光の中をこの道を通ってることに気がついた。
こんなに穏やかで安心する道だったなんて知らなかった。
スマホの地図を片手にぼんやり歩いていると、突然、目の前にある建物が目的地だと気がついた。
いつできたんだろう?
周りに溶け込んで自然でまったく気がつかなかった。
中にはすでに人が待っていたけど、まだあと1人やはり遅れてるからと。
しばらく話していて待ちくたびれた頃最後の人が到着した。
みんなの楽しげな話を聞きながら時間は過ぎ、なんだったか、それまで話していなかった自分のやってることを正直に話した。
ここにいた!
突然、最後に遅れてきた人が私を見て言った。
どうやら仕事に関する目的があって人を探していたらしい。
愛想良く振舞ってたわけでもなく、淡々と自分の言いたいことを言い、それ以外は黙り、笑いたいときは笑い。
正直に自分のことを話して。
それだけのことをしていたらこんな面白いことに出会った。
まだまだ何をするのかは私にはわからないけど。
何より、まず。
以前私が読み上げた文章に泣けた!というとこが気に入った。
そしてパートナーと向き合おうと真摯に考えてるらしいとこも人としていいなと思う。
まずはそこなのだ。
たとえ仕事が絡むとしても、素の人としてどんな人なのか。
色んな体験してみてそう思う。
これだけじゃないけど、自分にとって相手が魅力的なのかそうじゃないのか。
結局そこなんじゃないのかなって思う。
条件はまったく関係ない。
ああ、この人は魅力的だ!と認めることはなかなか勇気がいる。
それを認めてさらに関わってみたいなと表現するって、ハードルが高い。
そこをするりと飛び越えたこの人はやっぱりいいなって思うのだ。
生きていこうという力にあふれてるのかもしれない。
どう関われるかはわからないけど。
応援はしたいなって思うのだ。